物理化学U

問題1
ある医薬品(A)が特定の条件下で一次反応にしたがって分解するとき、
この条件におけるAの半減期が231時間であったとすると、
30%が分解するのに要する時間はどれだけか。

問題2
アスピリン水溶液の25℃、pH2.5における分解一次速度定数は
2.0×10-3hr-1である。この条件においてアスピリンの含量が
90%以上に保たれる期間は何時間か。

問題3
希塩酸を触媒として、多量の水の存在下で酢酸エチルを
加水分解したところ、30分後に25%が加水分解した。
75%加水分解するのに要する時間はいくらか。
ただし、この加水分解反応は擬一次反応であると考えてよい。


問題4
一次反応で分解する薬物の注射液がある。一定温度で
2年以上にわたって最初の含量の90%以上を保つには、
その薬物の半減期は何年以上でなければならないか。

問題5
ある薬品が一次反応式で分解する。その半減期が500日である
とすると、この薬品の残存量が95%まで低下する日数は何日か。
ただし、温度条件は同一とする。

問題6
900℃において、初期の圧力を200mmHg  とし、金を触媒として
25(g)の分解を行うと、53分で50%、100分で73%が分解した。

 (1) この反応の次数を求めよ。
 (2) 同温で初めの圧力を600mmHg にすると、
    100分後に何%分解するか。

問題7
放射性同位元素14C の半減期は5730年である。ある土地の
地層から発見された木片中の14C の量は生木の25%程度であった。
この地層の年代を推定せよ。ただし、放射性同位元素の崩壊は
一次反応速度式に従う。

問題8
二次反応で分解するある物質がある。いまその物質の初濃度が
0.2 mol/Lのとき、45分で25%分解した。この分解反応について
次の問に答えよ。
    (1)この反応の速度定数を求めよ。
    (2)この分解反応の半減期を求めよ。
    (3)次に初濃度が0.01mol/Lのとき、この物質が
          10%分解するのに要する時間を求めよ。

    すぐに答が出せる
    考え方がわからない

問題9


問題10
酢酸エチルのけん化反応は二次反応であることが知られている。

25℃で酢酸エチルをけん化したところ、20分後の水酸化
ナトリウムの残存濃度が0.00552 M であった。
ただし、エステルと塩基の初濃度はともに0.01 M である。
二次速度定数と、反応の半減期を求めよ。

問題11
次の2つの反応がある。
A → B(一次反応)、2A → C(二次反応)
これら2つの反応を、反応温度一定、A の初濃度同一の条件で
開始したところ、両反応の半減期が等しかった。



問題12
ある有機化合物の水溶液での安定性を検討し、
次の結果を得た。
    
初濃度 [mol/L]半減期 [sec]
0.0250
0.0375
0.04 100

この有機化合物の分解反応における速度定数を求めよ。


問題13
ある薬物を1.3g 含む懸濁剤10mL がある。この懸濁剤の
有効期間を含量が90%以上保たれる期間とするとき、
この懸濁剤の有効期間を求めよ。ただし、この薬物の
水溶液中での分解一次速度定数を 2×10-3 hr -1とし、
この薬物の飽和溶解度は0.33%とする。


問題14
アンピシリンのpH5.8、35℃における分解一次速度定数は
2×10-7 sec -1であり、飽和溶解度は1.1g/100mLである。
125mg/5mLのアンピシリンの懸濁液を調整するとき、
このpHと温度で、もとの濃度の90%まで薬品が分解するのに
必要な日数を求めよ。50mg/5mLの溶液を調整した場合には、
同じpHと温度で、もとの濃度の90%まで分解するのには
何日かかるか。


























ある医薬品(A)が特定の条件下で一次反応にしたがって分解するとき、
この条件におけるAの半減期が231時間であったとすると、
30%が分解するのに要する時間はどれだけか。

最も近い数を選んで下さい。






























いいえ まちがっています

説明を見てみましょう。
































ある医薬品(A)は一次反応にしたがって分解します。
一次反応の積分式として正しいのはどれですか?

































いいえ 違います!
    授業中 赤枠で囲った式は
    覚えなくてはいけない公式です。
    ノートを見てもう一度選んで下さい。
                                        

























一次反応の積分式は、
ここで、kは何をあらわしていますか?

























いいかげんに答えては
            いけません!!!

    マウスをクリックして前に進むだけなら、
    ここに来て勉強する必要はありません。
                                        

























いいえ ちがいます

◎反応速度とは「反応の進む速さ」
◎半減期とは「半分になるまでの時間」

                                        






















kは反応速度定数です。
問題文中にはkは与えられていませんが、
どうしたら求められるでしょうか?

























本当ですか?

「30%分解する」という部分だけで
 反応の速さを決めるkが求まりますか?




もう一度 考えて下さい。























先生を信用してほしいな……

たしかに間違って答えられない問題をつくることはありますが、
でも、本来的にこんな問題では答があるはずです。
問題の中の何が使えるのか考えて下さい。

                                     






















この医薬品の半減期は231時間です。
一次分解の反応速度定数はどのようにして求めますか?
使う公式を選びなさい。






























いいえ 違います
基本の公式です。必ず覚えて下さい。


第一、 問題の中には初濃度C0なんて
出てきていないのにどうして計算できますか?
「常識の実力のうち」かもしれません。


もう一度答えて下さい。























この医薬品の半減期は231時間ですから
では、30%が分解するのに要する時間は
どのようにしたら求められますか?


























30%分解するのだから、現在の濃度は?
はじめの濃度は何パーセント?

もう一度答えて下さい。
























「30%分解する」とは
なくなった分が30%ですから
残っている分がどれだけかを考えます。


                                    






















そうですね。      








                                                                  






















【解答】



                                                                                
  

















アスピリン水溶液の25℃、pH2.5における分解一次速度定数は
2.0× 10 -3 hr -1である。この条件においてアスピリンの含量が
90%以上に保たれる期間は何時間か。

最も近い数を選んで下さい。
 























残念でした。      まちがいです。

 



























何がわからないか教えて下さい。
一応わかっているつもりなので、次に進む



























25℃、pH2.5という条件は
      この問題を解くときには使いません。

反応速度は温度やpH によって変わりますから、
その条件をいっただけです。
温度やpH の変化に関する問題のときは、もちろん
これらの数字が解答に必要となります。

                                        



















公式がわからない?
    分解一次速度定数ということばから
    一次反応の速度式を出せない?
あなたはきっと物理化学Uの単位がほしくない
ヒトなのでしょう……

                                        



















90%以上に保たれる期間

これは通常、有効期間を考えるときに使われる表現です。
正しい日本語であれば、89%になる期間は90%以上に
保たれるとはいえないのでしょうが、現実にはそんなに
細かいことを言っても仕方がありません。
単に、90%以上になる時間を求めて、ほどほどの有効数字に
丸めても構わないと思います。
                                        



















アスピリンの含量が90%以上に保たれる時間を求めるわけですが、
一次反応の公式を使いますね。

Cには何を入れたらよいでしょうか?





















    とっても簡単なことだと思うのですが……

                                        



















「90%以上に保たれる」のですから、
      濃度が90%になる時間を求めます。

確かに10%反応したときですが、
      公式は残っている量を表わしています。
                                        



















そうですね。     


















【解答】



                                                                                  


















希塩酸を触媒として、多量の水の存在下で酢酸エチルを
加水分解したところ、30分後に25%が加水分解した。
75%加水分解するのに要する時間はいくらか。
ただし、この加水分解反応は擬一次反応であると考えてよい。


最も近い数値を選んで下さい。
























冗談ではありません

25%分解するのに30分かかるのです。

                                        
































残念ながらまちがいです。

解説を見て下さいね。
































「30分後に25%が加水分解した」
この反応の分解速度定数はいくらですか?

























































公式をまちがえていませんか?

    logIn どちらがどちらですか?
    もう一度挑戦してみましょう。
                                        

























一次反応の速度式は基本中の基本です。



知らないで済むことではありません!            

























そうですね



では、75%加水分解するのに要する時間はいくらですか?
































とんでもない!!!
    あなたにはやる気がないとしか考えられません。
    もう少しまじめにやって下さい。
                                                            
































【解答】



































一次反応で分解する薬物の注射液がある。一定温度で
2年以上にわたって最初の含量の90%以上を保つには、
その薬物の半減期は何年以上でなければならないか。

最も近い数値を選んで下さい。

































残念ながら間違いです

    解説を見て下さい
(解説が必要な問題ではないと思いますが……)
                                               
































"一定温度で2年以上にわたって最初の含量の90%以上を保つ"

     ↓

"2年後に90%になる"と素直に考えましょう。


では、この時の一次速度定数はいくらですか?


































1次反応式は基本中の基本です

未だにこれができないというのはあってはならないこと。
「式に数字をあてはめる」のをいやがるのは
やめた方がいいと思いますよ。本当に簡単なことなのですから・…


もう一度 答えて下さい。
































そうですね

では、このときの半減期はいくらですか?

































違います!

kがわかっているときの一次反応の半減期


これも基本中の基本といえますね。

もう一度 答えて下さい。

































これが一次反応の半減期です。
この式に k = 0.053をあてはめて

計算された t は13年をわずかに超えていますので、答は14年ではないか
と質問する人がいますが、問題の意図は"おおよそ13年以上"がわかれば
いいので、厳密な日本語にこだわることはないでしょう

次へ →
































【解答】




                                                                                  


























ある薬品が一次反応式で分解する。その半減期が500日である
とすると、この薬品の残存量が95%まで低下する日数は何日か。
ただし、温度条件は同一とする。

最も近い数を選んで下さい。


































多分計算まちがいをしていると思います。

もう一度 答えて下さい。
































よく考えて下さい。

半減期が500日であるということは、
        半分に減るのに500日かかるということです。
200日や400日では、かなり減ってしまうのでは
ないでしょうか?

もう一度 答えて下さい。
































「一次分解反応の半減期が500日である」
この反応の一次速度定数はいくらですか?

































どうして?

一次反応のkと半減期の関係ですよ。


さあ、もう一度。
































半減期が500日であるから

残存量が95%まで低下する日数は何日ですか?

































いいえ、違います。

公式を忘れてしまったのでしょうか?
         ノートやテキストを見ることをいやがってはいけません。
公式へのあてはめ方を忘れたのでしょうか?
         1番から4番までの解説を見直して下さい。
とっても易しい問題だと思うのですが……

もう一度 答えて下さい。
































【解答】

     
  
                                   
































900℃において、初期の圧力を200mmHg とし、金を触媒として

NO(g)の分解を行うと、53分で50%、100分で73%が分解した。

この反応の次数は次のどれですか?


































残念ながら まちがいです。



































900℃において、初期の圧力を200mmHg とし、金を触媒として
NO(g)の分解を行うと、53分で50%、100分で73%が分解した。

同じ温度ではじめの圧力を600mmHg にすると、
100分後には何%分解しますか?

































900℃において、初期の圧力を200mmHg とし、金を触媒として
NO(g)の分解を行うと、53分で50%、100分で73%が分解した。

この反応の次数を求めるためには、とりあえず次数を
仮定して速度定数を求めてみます。
この反応が一次反応であるとしたら、速度定数はいくらですか。


































なぜ、こんなに簡単な計算ができないのですか?
      53分で50%分解する(残りは50%)
これを公式にあてはめるだけです。



どうせわからないからと答に頼っていては、いつまでたっても
問題を解けるようにはなりません。
                                              
































2つの条件が与えられているので、少し変に思える
かもしれませんが、「案ずるより産むが易し」

とにかくやってみて下さい。
                                                

































53分で50%分解するので


100分で73%分解するので


1次反応と仮定して同じ速度定数が得られたので
この反応は一次反応だといえる。

では、はじめの圧力を600mmHgに変えると、
100分後には何%分解しますか?































それとも
































多分、はじめの圧力が600mmHg であることを、どのように
反映させたらよいのかわからないのだと思います。
一次反応の公式を見ましょう。

       

100分後に分解する割合をxとおくと、残っているのは

       

従って
       

C0には無関係となりますね。
このことを頭において・・・

もう一度考えて下さい。
































そのとおりです。

一次反応の場合、反応する割合は初濃度には無関係ですから、
やっぱり100分後には73%だけ分解することになります。

次へ →


































【解答】

(1)1次反応であると仮定してkを求めてみると



同じ速度定数が得られるので、この反応は1次であると
考えられる。

(2)1次反応だから、反応する割合は初濃度に無関係
   従って  73%
                                                                        
































放射性同位元素14C の半減期は5730年である。ある土地の
地層から発見された木片中の14C の量は生木の25%程度であった。
この地層の年代を推定せよ。ただし、放射性同位元素の崩壊は
一次反応速度式に従う。

この地層は何年前のものと考えられるか、もっとも近い値を
選びなさい。

































残念ながら、まちがっています。

「常識から考えて、そんなはずはない」という答を
選んでいることに気づいて下さい。



































生木の場合、空中のCO2をいつも取り込んでいるので、
含まれる14C の量は一定です。

地層に埋もれた木片はCO2が入ってこないので、
14C の割合は一次反応で減少していきます。

従って、一次反応の公式で問題を解くことができます。

次へ →

 































放射性同位元素14Cの半減期は5730年である。
14Cの消失の速度定数はいくらですか。


































まじめにやろうよ!

    こんな簡単な問の答をまちがうということは、
    いいかげんに回答しているとしか考えられません。
    公式を見直して、もう一度答えて下さい。
                                                               


































ある土地の地層から発見された木片中の14C の量は生木の
25%程度であった。この地層は何年前のものと考えられるか。







   































残念ながら、まちがいです。
    もう一度やり直して下さい。           
































【解答】



別解:25%だから、半減期の2倍かかっているので

     5730×2 = 11460 year
   
                                                                        
































ある有機化合物の水溶液での安定性を検討し、
次の結果を得た。


初濃度 [mol/L]半減期 [sec]
0.0250
0.0375
0.04100


この有機化合物の分解反応の速度定数として適当なのは
次のどれか。
         
        





















初濃度と半減期の関係に関する問題です。
次の文のうち正しいものはどれですか。



























    
初濃度 [mol/L]半減期 [sec]
0.0250
0.0375
0.04 100
この反応では、初濃度に半減期が比例しているので、
零次反応であることがわかります。

では、速度定数はいくらですか?

             






























多分、公式がわかっていないのだと思います。
零次反応の半減期の式として正しいのはどれですか?


               
わからなければノートやテキストを見て覚えて下さい。
































では、この k の単位として正しいのはどれですか?









































どうして?そんなに難しいことではないと思うのですが…

これに単位をあてはめてみると


これを整理するだけです。































【解答】


半減期が初濃度に比例しているので零次反応である。

                                                                  






























ある薬物を1.3 g 含む懸濁剤10 mLがある。この懸濁剤の
有効期間を含量が90%以上保たれる期間とするとき、
この懸濁剤の有効期間を求めよ。ただし、この薬物の
水溶液中での分解一次速度定数を 2×10-3 hr -1とし、
この薬物の飽和溶解度は0.33%とする。


この懸濁剤の有効期間に最も近いのはどれか。






























残念ながら間違いです。































懸濁剤の問題です。
    懸濁剤 → 零次反応
と、連想できるようにして下さい。



分子が分解すると、結晶から
他の分子が溶解してくるので、
溶液中の分子の数は一定という
メカニズムは国試にも出題
されています。

    次へ →































懸濁剤はみかけ上零次反応で薬物をへらしていきますが、
その零次反応定数は、どのように表わされますか?
ただし、薬物の一次速度定数をk、飽和溶解度をSとします。







































薬物の分解は一次速度定数で進行するので
ところが、溶液中の薬物濃度は結晶からの溶解があるので、
一定の値Sに保たれています。
これを零次の速度式
      と、比べてみましょう。

← 戻る


































これでいいですか?






























多分、k 0の単位として%hr-1が出てきたことに
不安を抱いていると思います。
このような問題の場合には、公式を使うときに
単位の矛盾がなければ、使い易い単位が使えます。




こうなっていれば、なんの問題も生じないことがわかりますね。

次へ →

   





























ある薬物を1.3g含む懸濁剤10mLについて、含量が
90%になるのに要する時間に最も近いのはどれですか?


































まず、公式の確認をします。
零次反応の積分式として正しいのは次のどれですか?





これらの公式は、絶対に覚えなければならないものです!!!





























次はどこに何を代入するかですね。



では、Cはどのように考えたらいいでしょう。
      

      これは簡単ですね






























1.3g/10mLを%単位に換算すると
    1.3 / 10mL = 13g / 100mL = 13%


これを、日単位に換算しておしまい。

次へ →































【解答】

懸濁液中の薬物の消失なので零次反応



                                                                  






























アンピシリンのpH5.8、35℃における分解一次速度定数は
2×10-7 sec -1であり、飽和溶解度は1.1g/100mLである。
125mg/5mLのアンピシリンの懸濁液を調整するとき、
このpHと温度で、もとの濃度の90%まで薬品が分解するのに
必要な日数を求めよ。

答に最も近いのはどれですか?




























間違いです!

どうしますか?




























アンピシリンのpH5.8、35℃における分解一次速度定数は
2×10-7 sec -1であり、飽和溶解度は1.1g/100mLである。
50mg/5mLの溶液を調整した場合には、同じpHと温度で
もとの濃度の90%まで分解するのには何日かかるか。

答に最も近いのはどれですか?





























間違いです!

どうしますか?




























懸濁液の問題です。(詳しい説明は前問を見て下さい)

アンピシリンの飽和溶解度は1.1g/100mLですが、
125mg/5mLは本当に懸濁液になっていますか?
90%まで分解したときはどうですか?






























125mg/5mL=2.5g/100mLとなり、溶解度
以上であるから懸濁液である。
90%まで分解しても、2.5 × 0.9 = 2.25 > 1.1だから
懸濁液である。
では、125mg/5mLの懸濁液中の薬物の消失は
何次反応ですか?





























アンピシリンのpH5.8、35℃における分解一次速度定数は
2×10-7 sec -1であり、飽和溶解度は1.1g/100mLである。

このとき、懸濁液の薬物の消失速度定数(0次)は
いくらですか?
       

       

       

       






























懸濁液中の薬物の消失の速度定数

公式として覚えるほどのものでもありませんが、
原理を理解しておいて下さい。 
































125mg/5mLの懸濁液が90%まで分解するのに
必要な日数は何日ですか?





























まちがいです。

零次反応の公式を思い出して下さい。
t は秒単位で出てきますね。































では、50mg/5mLの場合はどうでしょうか。
アンピシリンの溶解度は1.1g/100mLでした。
  




























50mg/5mL = 1.0g/100mLですから、
溶解度以下で、最初から溶液になっていますね。


では、この溶液の中の薬物の消失は何次反応で
あつかわれますか?






























アンピシリンの分解一次速度定数は2×10-7 sec -1です。
50mg/5mLの溶液が、もとの濃度の90%まで分解するのに
要する日数は何日か?





























どうしました?

一次反応の計算法を忘れてしまったのですか?

とても大切な式ですから、忘れないように!
上の学年になっても使います。


































次へ →































【解答】



                                                                  






























二次反応で分解するある物質がある。いまその物質の初濃度が
0.2 mol/Lのとき、45分で25%分解した。この分解反応について
次の問に答えよ。

この反応の速度定数に最も近い値はどれか。


























間違いです。

どうしますか?


























二次反応で分解するある物質がある。いまその物質の初濃度が
0.2 mol/Lのとき、45分で25%分解した。この分解反応について
次の問に答えよ。

この分解反応の半減期に最も近い値はどれか。


























間違いです。

どうしますか?


























二次反応で分解するある物質がある。いまその物質の初濃度が
0.2 mol/Lのとき、45分で25%分解した。この分解反応について
次の問に答えよ。

初濃度が0.01 mol/Lのとき、この物質が10%分解するのに
要する時間に最も近い値はどれか。


























間違いです。

どうしますか?


























二次反応の問題です。
次の式のうち二次反応の公式として正しくないのは
どれですか?


































公式は大切です。

問題を解くためには、公式を覚えていなければならないのは
もちろんですが、正しく変形することも重要です。




























a(初濃度)が0.2 mol/L、45分で25%分解したのでa - x、
x(反応した量)はすぐに出せますね。

この反応の速度定数に最も近い値はどれですか?


























こんな計算ができないなんて!

あなたにはやる気というものがないのですか?
それとも単に計算ミス?





























こうなりますね。

では、この時のkの単位はどうなりますか?


































いいえ ちがいます。

速度定数の単位はこうであると覚えるのもひとつ
ですが、計算式に単位を入れてみるのもいい方法だと
思います。
やってみて下さい。 


























そのとおりです。



二次反応の速度定数の単位は
という次元を持っています。 

                 次へ  

























二次反応で分解するある物質がある。いまその物質の初濃度が
0.2 mol/Lのとき、45分で25%分解した。この分解反応について
次の問に答えよ。

次にこの分解反応の半減期を考えます。
二次反応の半減期の式として正しいのはどれですか?


























半減期の式も絶対に覚えなければ
                         ならないものです!




























では、この反応の半減期に最も近い値はどれですか?


























計算 がまちがっています!

































こうなります。

次に初濃度が0.01 mol/Lのとき、この物質が10%分解するのに
要する時間を求めます。
最も近い値はどれですか?


























ヒトに頼ってばかりいてはダメです。
物理化学の勉強は手をうごかして
訓練することです。



あとはあてはめるだけでしょう?



























ここで、注意をひとつ。
      という形のままで計算すると、
誤差が大きくなります。できるだけ上の式の形(割算)に、
形を変えて計算して下さい。
                  次へ


























【解答】



                                                                  

































100分後のAの濃度に最も近いのはどれですか?






























いいえ まちがっています。

どうしますか?
































100分後のBの濃度に最も近いのはどれですか?






























まじめにやろうよ!

    初濃度が35.5 mol/Lなのに、
    増えるわけがないじゃありませんか。
      もう一度 答えて下さい。






























A + B → C の形の二次反応の問題です。

公式として正しいのはどれですか?


































この公式は無理に覚えなくていいですが、
見たらわかるようにしておいてほしいものの
ひとつです。

ノートを見直してもう一度答えて下さい。 































            これが公式です。
これに、a = 96.5 b = 35.5 k = 1.5 × 10 - 6 t = 100 × 60を
代入します。あとは解くだけですね。

x(反応した量)はいくらですか?






























計算がまちがっています。
    電卓をうまく使うのも点をとるヒケツです。
    もう一度 Try して下さい。
































こうなりますね。 解答を見ておきましょう。

                次へ































従って、100分後の濃度は
    A : a - x = 77.5 mol / L
    B : b - x = 16.5 mol / L
                                                                  






























酢酸エチルのけん化反応は二次反応であることが知られている。

25℃で酢酸エチルをけん化したところ、20分後の水酸化
ナトリウムの残存濃度が0.00552 M であった。
ただし、エステルと塩基の初濃度はともに0.01 M である。
二次速度定数と、反応の半減期を求めよ。

二次速度定数に最も近い値はどれか?






























まちがいです!

どうしますか?






























酢酸エチルのけん化反応は二次反応であることが知られている。

25℃で酢酸エチルをけん化したところ、20分後の水酸化
ナトリウムの残存濃度が0.00552 M であった。
ただし、エステルと塩基の初濃度はともに0.01 M である。
二次速度定数と、反応の半減期を求めよ。

反応の半減期に最も近い値はどれですか?






























いいえ ちがいます。

考えてもごらんなさい。
       0.01 M が0.00552 M になるのに20分
それなら
       0.01 M が0.005 M になるのには(20 + α)分
ということになりませんか? 





























A + B → C + D型の問題ですが、初濃度が
等しい場合の問題です。
どの公式を使いますか?






























エステルと水酸化ナトリウムの初濃度がともに0.01 M なので

                 を使います。
20分後の水酸化ナトリウムの残存濃度が0.00552 M で
あるとき、a - x には何を代入しますか?






























    a : 初濃度
    x : 時間 t の間に反応した量
ですから
    a - x : 残存量となります。 






























エステルと水酸化ナトリウムの初濃度がともに0.01 M
20分後の水酸化ナトリウムの残存濃度が0.00552 M
二次速度定数に最も近い値はどれですか?
































計算まちがいのないように……  































では、この反応の半減期に最も近い値はどれですか?






























いいえ ちがいます。

考えてもごらんなさい。
     0.01 M が0.00552 M になるのに20分
それなら
     0.01 M が0.005 M になるのには(20 + α)分
ということになりませんか? 





























そのとおり。


        こうなりますね。

               次へ





























【解答】


                                                                  





























































残念ながら間違いです。


解説を見ましょう。






























一次反応の半減期の式として正しいのはどれですか?
一次反応の速度定数をk1とします。
                   






























いいえ 違います。

もう一度質問します。
一次反応の半減期の式として正しいのはどれですか?






























とんでもない!!!
一次反応の半減期の式ができないなんて
物理化学Uの単位はとてもあげられません。

もう一度よく考えて下さい。





























この 0.693 はどのようにして出てきたのでしょう。
0.693 は ln2 だったのです! さあ、もう一度。





























では、二次反応の半減期の式として正しいのはどれですか?
二次反応の速度定数をk 2 とします。
                






























一次反応の半減期   二次反応の半減期
   
この2つが等しいのですから、
   
という関係が成立します。整理すると、
   

                 次へ





























では、一次反応で初濃度の1/4になるまでにかかる
時間はどれだけでしょうか?

       

       

       

       































どうして?

一次反応で初濃度の1/4になるまでにかかる時間は
次のように考えても出てきます。


     もう一度 答えて下さい。





























  

では、二次反応で初濃度の1/4になるまでにかかる時間は
どれだけでしょうか?
           































これが公式でした。
いやがらずに、やってみましょう。
    *物理化学は手を動かさないかぎり理解できません!






























   
こうなりますね。
   































【解答】
半減期が等しいので、
   
                                                              

Copyright (C) Kobegakuin University.All Rights Reserved